標高で色分けした月の表と裏の地形マップ | アストロピクス

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標高で色分けした月の表と裏の地形マップ

これらの画像は、月の地形を示したものです。1枚目は月の表側(地球側)、2枚目は裏側の画像です。標高によって色分けされており、青や紫などは標高が低い部分、黄色や赤、白などは標高が高い部分です。

月の表側には「海」と呼ばれる暗い領域がいくつもあり、一方で裏側には「海」がほとんどなくクレーターが非常に多いことが知られています。上の2枚の画像を比べると、月の表側に比べて裏側の方が表面の凹凸が激しく平らな部分が少ないことがよく分かります。また表側に比べて裏側の標高が高いことも一目瞭然です。

裏側の画像の下(南)の方に見える紫や青の(低い)領域は、「南極-エイトケン盆地」と呼ばれる衝突盆地です。南極-エイトケン盆地は月面で最も大きく、最も古い衝突盆地で、直径約2500kmあります。月は1周1万1000km弱なので、その4分の1ほどもの大きさがあることになります。太陽系全体でみても最大級の衝突盆地です。

この地形図は主に、NASA(アメリカ航空宇宙局)の月探査機ルナー・リコネッサンス・オービター(LRO)に搭載されているLROC(LROカメラ)のWAC(広角カメラ)で撮影されたステレオ画像データをもとに作られました。極付近については、レーザー高度計LOLAのデータが使われています。

Image Credit: NASA/GSFC/DLR/Arizona State University

(参考記事)月面(表側)の主なクレーターの位置と名前

(参照)LROC