地下の氷が作った火星表面の多角形模様 | アストロピクス

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地下の氷が作った火星表面の多角形模様

この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービターが火星表面を捉えたものです。表面に多角形が敷き詰められたような地形が映っています。このような地形は、地下の氷が収縮したり膨張したりすることで形成されることがしばしばあります。この画像は、火星のエリシウム平原内、アポリナリス・パテラ(Apollinaris Patera)山の東の方の地面に見られる、非常に保存状態のよい多角形地形を撮影したものです。

マーズ・リコネッサンス・オービターに搭載された高解像度カメラHiRISEのウェブページでは、HiRISEで撮影した画像を毎日1枚ずつ、HiPOD(HiRISE Picture of the Day、HiRISEの今日の1枚)として紹介しています。この画像は2020年6月29日に撮影されたもので、2022年2月2日のHiPODとして紹介された画像です。

Image Credit: NASA/JPL/UArizona

(参照)HiRISE