2月4日に発見された小惑星2022 CW、8日に約81万kmまで最接近 | アストロピクス

【Googleニュースでアストロピクスをフォローして新着記事をチェック!】

2月4日に発見された小惑星2022 CW、8日に約81万kmまで最接近

ハワイ、マウイ島のハレアカラ山にあるパンスターズ2(Pan-STARRS 2)望遠鏡で2022年2月4日に発見されたアポロ型小惑星「2022 CW」が、8日23時14分ごろ(日本時間)、地球に最接近します。2022 CWの直径は11〜25mほどで、最接近時の地球からの距離は約81.1万kmです。地球から月までの平均距離は約38万4400kmですから、2022 CWは月までの距離の約2.11倍のところを通過することになります。

2022 CWは、約1037日(約2.84年)かけて太陽の周りを公転しています。近日点は約0.99au、遠日点は約3.02auです。au(天文単位)とは太陽と地球の間の距離をもとに定義した距離の単位で1auは約1億5000万km。2022 CWは近日点では地球よりも太陽に近づき、遠日点では火星よりも太陽から遠ざかります(太陽からの火星の距離は約1.52au)。

2月4日から11日までの月、2022 CWの動き。
2月4日から11日までの月、2022 CWの動き。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech

(参照)NEO Earth Close ApproachesIAU Minor Planet CenterJPL Small-Body Database Lookup