※2025年3月8日更新

1977年に打ち上げられたNASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星探査機ボイジャー1号と2号。ボイジャー1号は2012年8月1日、2号は同年12月10日に太陽圏を出て恒星間空間へと入りました。現在、1号は秒速約17km、2号は秒速約15.4kmで恒星間空間を移動しています。それら2機の探査機は現在、地球からどれくらい離れたところにいるのでしょうか。
2機のボイジャー探査機はどれくらい離れているのか

2機のボイジャー探査機の現在位置に関しては、NASA・JPL(ジェット推進研究所)のウェブサイトでリアルタイムで知ることができます。
その情報によれば、2025年3月8日時点でのボイジャー1号の現在地は、地球から250億0828万km以上(167.6天文単位以上)、太陽から248億9510万km以上(166.4天文単位以上)離れたところとなっています。地球からは光が到達するのに約23時間14分かかる距離です。この距離は光年に換算すると約0.002651光年に相当します。
一方、2025年3月8日時点でのボイジャー2号の現在地は、地球から210億5789万km以上(140.7天文単位以上)、太陽から208億1229万km以上(139.1天文単位以上)離れたところとなっています。地球からは光が到達するのに約19時間30分かかる距離です。この距離は光年に換算すると約0.002226光年に相当します。
こちらの動画では、ボイジャー探査機のMission Statusの見方や、NASAのEyes on the Solar Systemというウェブツールでのボイジャー探査機の情報の見方などを紹介しています。
Image Credit: NASA/JPL-Caltech
(参考記事)「ボイジャー1号の主な成果は?」「ボイジャー2号の主な成果は?」