ボイジャー1号が60億kmの彼方から撮影した太陽系の「家族写真」

1990年2月14日、NASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星探査機ボイジャー1号が、約60億km離れたところから振り返って撮影した太陽系の「家族写真」です。広角カメラで撮影した画像のモザイクのまわりに、望遠カメラで撮影した各惑星の画像が配置されています。

撮影当時は冥王星がまだ惑星に分類され、太陽系の惑星は9個とされていた時代です。その9惑星のうち6惑星が映っています。水星と火星、冥王星は映っていません。水星は太陽に近すぎ、火星は太陽光が当たっている面がほとんど見えておらず、また冥王星は暗すぎたために映すことができなかったのです。

広角画像モザイクに表示されているアルファベットは惑星名の頭文字です(J:木星、E:地球、V:金星、S:土星、U:天王星、N:海王星)。

ボイジャー1号の視点から見た「家族写真」撮影当時の惑星の配置はこのようになっていました。

この画像は、望遠カメラで撮影した各惑星の画像を拡大表示したものです。上の列が左から金星、地球、木星、下の列が左から土星、天王星、海王星の画像です。いずれも紫、青、緑のフィルタで撮影された画像を元にカラー画像が作られました。

太陽系の家族写真を撮り終えた34分後、ボイジャー1号のカメラの電源が切られました。これらの太陽系の家族写真が、ボイジャー1号が撮影した最後の画像になりました。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA00451

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA00453

アストロピクスではTwitterやFacebookでも更新情報をお届けしています