
この画像は、ISS(国際宇宙ステーション)に設置されている日本の実験モジュール「きぼう」の窓から撮影されたものです。長時間露光によって撮影されており、星々の軌跡が円弧となって映っています。
画像は2025年7月26日に東シナ海上空のISSから撮影されました。手前には、きぼうの船外実験プラットフォームの一部が映っています。
地上から長時間露光で撮影した場合、円弧を描くのは北の空の星々で、その中心は北極星になります(北半球の場合)。しかしこの画像に映る星々の円弧の中心は北極星ではありません。ISSは約400km上空を51.6度の軌道傾斜角で周回しています。星々の円弧の中心は、そのISSの軌道面に垂直な軸の方向です。
Image Credit: NASA