土星最接近の日にボイジャー1号がとらえた衛星ディオーネ | アストロピクス

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土星最接近の日にボイジャー1号がとらえた衛星ディオーネ

この画像に映っているのは、ボイジャー1号がとらえた土星の衛星ディオーネです。1980年11月12日、ボイジャー1号が土星に最接近した際に撮影されました。撮影時、探査機はディオーネから約24万kmの距離に位置していました。

ディオーネは平均半径約562kmの小さな衛星で、土星から37万7400kmのところを2.7日で周回しています。

画像右側には亀裂が明るく見えています。ボイジャーによる探査ののち、氷火山の活動によって噴出した明るい物質である可能性が検討されました。その後、カッシーニ探査機の観測により、明るい壁をもつ網状の峡谷システムであることがわかりました。

ディオーネは、地球の月と同じように、つねに同じ面を土星へ向けています。画像には、ディオーネの土星に面した半球が見えています。

Image Credit: NASA/JPL

(参照)Planetary Photojournal