「走るニワトリ星雲」の15億ピクセル画像

クリスマスシーズンにあわせて、ESO(ヨーロッパ南天天文台)から「ニワトリ」の画像が公開されました。

この画像に映っているのは「走るニワトリ星雲(Running Chicken Nebula)」とも呼ばれる広大な星形成領域です。ESOパラナル天文台にあるVST(VLT Survey Telescope)で撮影されたもので、オリジナルは15億画素(42057×37010ピクセル)もある巨大な画像になっています。

走るニワトリ星雲はケンタウルス座の方向、約6500光年の距離にあります。星雲内の若い星々からの強烈な放射により水素ガスが電離してピンク色に輝いています。

走るニワトリ星雲は、いくつかの領域から構成されています。画像左側の最も明るい領域は「IC 2948」と呼ばれています。画像中心付近にある垂直な柱状の構造は「IC 2944」です。明るく輝いているのはケンタウルス座ラムダ星で、星雲よりも手前にあります。

それらの星雲内には、「ボック・グロビュール」と呼ばれる高密度のガスと塵の塊が、暗く見えています。星から放射される強烈な紫外線に耐えている領域です。(参考記事)明るい星雲を背景に浮かぶ塵の小球のシルエット

そのほか、右上に「ガム(Gum)39」「ガム40」、右下に「ガム41」が映っています。

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各領域のクローズアップ

IC 2948のクローズアップです。

こちらはIC 2944のクローズアップ。

ガム39とガム40。

こちらはガム41のクローズアップです。

Image Credit: ESO/VPHAS+ team. Acknowledgement: CASU

(参照)ESO