この画像、宙に浮いた望遠鏡が左上に見える大マゼラン雲を観測しているようにも見えます。もちろんそんなことはありません。
この画像は、ESO(ヨーロッパ南天天文台)のラ・シヤ天文台付近の道路脇に設置された鏡に、同天文台のデンマーク1.54m望遠鏡が映り込んだものです。ラ・シヤ天文台は南米チリのアタカマ砂漠のはずれ、標高2400mの地にあります。
夕暮れの空には、緑色の淡い大気光も映っています。オレンジ色の淡い光は、山の稜線の向こうにある遠い街や都市の位置を示しています。
画像は2021年3月15日にリリースされたESOの「今週の1枚(Picture of the Week)」です。
Image Credit: ESO/Y. Beletsky (LCO)
(参照)ESO