大マゼラン銀河のタランチュラ星雲のガスと塵の雲 ハッブル望遠鏡が撮影

この画像はハッブル宇宙望遠鏡が撮影したもので、大マゼラン銀河にあるタランチュラ星雲のごく一部が映っています。大マゼラン銀河は、天の川銀河の伴銀河(衛星銀河)で、地球から約16万光年の距離にあります。

タランチュラ星雲は、大マゼラン銀河だけでなく、天の川銀河が属する局所銀河群の中でも最大かつ最も明るい星形成領域です。そこにはこれまで知られている中で最も質量の大きな恒星がいくつも存在しており、なかには太陽の200倍ほどの質量の恒星もあります。

画像はハッブル望遠鏡のWFC3(広視野カメラ3)で撮影されたもので、ハッブル望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」として2025年8月4日に公開されました。

(参考)
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「ハッブル今週の1枚」記事一覧

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, C. Murray

(参照)ESA/Hubble