南天のコンパス座にある惑星状星雲CVMP 1 〜 ジェミニ南望遠鏡が撮影

ジェミニ南望遠鏡で撮影された惑星状星雲CVMP 1。コンパス座の方向、6500光年の距離にあります。

惑星状星雲になるのは、質量が太陽の0.8〜8倍の星です。年老いて赤色巨星になったあと、星のガスがまわりに放出されます。中心に残された星の“芯”から放たれる紫外線によって、まわりのガスが電離して光っているのが惑星状星雲です。

惑星状星雲にはさまざまな形のものがあります。そのような形の多様性は、伴星や惑星の存在、赤色巨星の回転などが関係しているとみられていますが、詳しいことは分かっていません。

CVMP 1の中心星の温度は現在、少なくとも13万度Cもの高温であると推定されています。ただこの温度は時間が経つとともにしだいに下がっていき、その過程で惑星状星雲の輝きも失われることになります。惑星状星雲でいられる期間は1万年ほど。数十億年も続く星の寿命と比べると、ごく短い期間でしかありません。

ジェミニ望遠鏡は主鏡の口径8.1mの望遠鏡で、ハワイ島マウナケア山頂(ジェミニ北望遠鏡)と、南米チリのセロ・パチョン山(ジェミニ南望遠鏡)に、それぞれ1基ずつほぼ同じ設計の望遠鏡が設置されています。

Image Credit: The international Gemini Observatory/NSF’s National Optical-Infrared Astronomy Research Laboratory/AURA

https://www.gemini.edu/node/21304