NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機2001マーズ・オデッセイが、キンメリア大陸(Terra Cimmeria)とアイオリス平原(Aeolis Planum)の間の領域の一部をとらえた擬似カラー画像です。
画像の下半分には、風の作用によって表面に細かい溝が刻まれています。このような細かい溝が形成されるには、表面の物質が侵食されやすい必要があります。
画像上部の丘にはそのような溝は存在しません。丘は青く見えている物質に取り囲まれています。濃い青は玄武岩質の砂と見られています。画像上部の砂は、下部の表面から削られて飛んできたものである可能性もあります。
Image Credit: NASA/JPL/ASU