この画像には、割れ目地形によって二分されている火星の衝突クレーターが映っています。NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービターがとらえた画像です。
割れ目は火星の「ケルベロス・フォッサ」の一部です。露出しているクレーターの壁や割れ目の側面から、この地域での表面付近の地層の性質が分かるかもしれません。また割れ目はクレーターだけでなく若い溶岩も切り裂いています。ただクレーターと溶岩のどちらが若いのかは明らかではありません。
画像は2010年6月21日、高度281kmから撮影されました。
Image Credit: NASA/JPL/UArizona