火星探査機がとらえた、水の氷が露出する急な崖 | アストロピクス

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火星探査機がとらえた、水の氷が露出する急な崖

NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)がとらえた火星の画像です。MRO搭載のHiRISE(高解像度カメラ)で撮影されました。

火星の北半球を撮影したもので、北向きの崖にほぼ純粋な水の氷が露出しているのが映っています。火星では、最大100m以上にもなる分厚い氷が露出する急な崖が南北両半球にあります。そのような氷の露出がみられるのは、極の方向に面した(北半球なら北向き、南半球なら南向きの)崖です。将来的に火星に移住するようなことがあれば、そのような氷は貴重な資源となり得ます。

画像は2019年12月24日に取得されました。2020年2月20日の「HiRISE Picture of the Day(HiPOD)」の画像です。

Image Credit: NASA/JPL/University of Arizona

https://www.uahirise.org/hipod/ESP_062853_2355