アタカマ砂漠の月の谷で撮影された部分日食 | アストロピクス

【Googleニュースでアストロピクスをフォローして新着記事をチェック!】

アタカマ砂漠の月の谷で撮影された部分日食

この画像は、ESO(ヨーロッパ南天天文台)が「今週の1枚(Picture of the Week)」として2022年5月9日にリリースしたものです。南米チリのアタカマ砂漠で2022年4月30日に見られた部分日食が映っています。アルマ望遠鏡からもほど近い、サンペドロ・デ・アタカマの「月の谷」と呼ばれる場所で撮影された画像です。

画像が撮影されたのは夕方から日没時。太陽の一部が欠けてそのまま地平線の下へ没しています。全体で54分間の太陽の動きが映っています。

ESOによると、月の谷では2021年12月に発生したトンガ、フンガトンガ・フンガハアパイ島の大噴火の火山灰によって塵っぽい空になっているとのことです。空全体が赤っぽくなり、地表の様子も相まってまるで火星のような景観になっています。

Image Credit: P. Horálek/ESO

(参照)ESO