STEREOがとらえた太陽の巨大なプロミネンス | アストロピクス

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STEREOがとらえた太陽の巨大なプロミネンス

太陽の上空に噴き出した巨大なプロミネンスを、NASA(アメリカ航空宇宙局)の太陽観測機STEREOがとらえた画像です。2010年9月30日〜10月1日にかけて発生したプロミネンスを撮影したものです。

プロミネンスは、強力な磁場によって太陽の上層大気コロナに浮かぶ不安定なプラズマの雲です。このときのプロミネンスは、その広がりが太陽の緯度30度分ほどにも及んでいました。

STEREOは2006年10月に打ち上げられた太陽観測機で、同じ観測機器を搭載した2機から構成されています。2機の観測機は地球の公転軌道に近い軌道で太陽を周回し、1機(STEREO-A)は公転軌道がわずかに太陽に近いため地球より先行、もう1機(STEREO-B)は公転軌道がわずかに太陽から遠いため地球より遅れて公転します。紹介画像はSTEREO-Bが撮影したものです。

Image Credit: NASA/STEREO

(参照)STEREO