最接近の約1か月前にボイジャー1号がとらえた土星全景 | アストロピクス

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最接近の約1か月前にボイジャー1号がとらえた土星全景

この土星の画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星探査機ボイジャー1号が1980年10月18日に撮影したものです。ボイジャー1号はこのとき、11月12日の最接近に向けて土星へ航行中でした。

撮影時の土星までの距離は約3400万km。ボイジャー1号の狭角カメラの1フレーム内に、土星のメインリング全体を収めることができたのは、この日が最後でした。

土星のリングに隙間が見えますが、これは「カッシーニの間隙」と呼ばれています。土星本体にはリングの影が落ちてます。土星の左下側には、衛星ディオーネが小さく映っています。

1979年9月に打ち上げられたボイジャー1号は、1979年3月に木星へ最接近、その後、土星に向かっていました。

(参考記事)「土星のリング」「ボイジャー1号の主な成果は?

Image Credit: NASA/JPL

(参照)Planetary Photojournal