この画像は、土星探査機カッシーニが土星をとらえたものです。土星の南半球の表面に、衛星タイタンの影が落ちているのが映っています。影はやや長く伸びて楕円形になっています。タイタンは土星から122万kmのところを公転する土星最大の衛星で、直径は5150kmあります。タイタン自体は画像には映っていません。
画像は、リング平面のすぐ上側から撮影されました。太陽光はリング平面のやや上から当たっています。画像をよく見ると、リングの下側の土星表面にリングの影が落ちているのが分かります。
画像は2009年11月7日に撮影されたもので、撮影時、カッシーニ探査機は土星から約210万kmの距離に位置していました。
Image Credit: NASA/JPL/Space Science Institute