ハッブルが撮影。かつては散開星団と考えられていた球状星団NGC 6380 | アストロピクス

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ハッブルが撮影。かつては散開星団と考えられていた球状星団NGC 6380

さそり座にある球状星団NGC 6380を、ハッブル宇宙望遠鏡がWFC3(広視野カメラ3)でとらえた画像です。NGC 6380は地球から約3万5000光年の距離にあります。画像の上の方に見える明るい星は球状星団に属する星ではなく、地球から約4000光年しか離れていない恒星HD 159073です。

NGC 6380はかつて何度か再発見され、いくつもの名が付けられてきました。また1950年代までNGC 6380は、散開星団だと考えられていました。実際には球状星団であることに気づいたのはA・D・サッカレーでした。

画像は2021年7月12日にリリースされたハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」です。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, E. Noyola

(参照)ESA/Hubble