ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた渦巻銀河NGC 300の無数の星々 | アストロピクス

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ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた渦巻銀河NGC 300の無数の星々

この画像は、天の川銀河から比較的近距離にある渦巻銀河NGC 300をハッブル宇宙望遠鏡がとらえたものです。無数ともいえるほどの星々が映し出されています。NGC 300は、ちょうこくしつ座銀河群に属する銀河で、地球から650万光年の距離にあります。

青、緑、赤外線で撮影した画像をカラー合成したものです。青く高温の若い星は、渦状腕にある星団として見えています。ところどころ暗く見えているのは塵の多い領域で、背後の星の光を部分的にさえぎって暗くなっています。画像中央付近には、明るくコンパクトな中心核が映っています。

元の画像は2002年7月と9月に撮影されたもので、2004年4月に公開されました。なおNGC 300の全体像をご覧になりたい方は、地上にある望遠鏡で撮影されたこちらの画像をご覧ください。

Image Credit: NASA, ESA, and The Hubble Heritage Team (AURA/STScI); Acknowledgment: F. Bresolin (Institute for Astronomy, U. Hawaii) and the Digitized Sky Survey

(参照)Hubblesite