水中で堆積した細粒の堆積岩のパノラマ 火星探査車パーサヴィアランスが撮影 | アストロピクス

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水中で堆積した細粒の堆積岩のパノラマ 火星探査車パーサヴィアランスが撮影

このパノラマ画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車パーサヴィアランスが「Hogwallow Flats」と呼ばれる堆積岩をとらえたものです。2022年6月6日(461火星日)に、パーサヴィアランスのマストに設置されたカメラ「マストカムZ」で撮影されました。

Hogwallow Flatsは、遠い昔に水中で堆積した粒の細かい堆積岩でできています。この場所は過去の生命の痕跡や、パーサヴィアランスが着陸したジェゼロ・クレーターにおいて生命が存在し得た時期に関する情報が保存されている可能性が高いと見られています。そのことからパーサヴィアランスは、Hogwallow Flats付近で2組の岩石コア試料を採取しました。

こちらの映像では、冒頭のパノラマ画像を左から右へフレーミングを移動しながら見ています。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/ASU/MSSS

(参照)Planetary Photojournal