火星の北極地域の春の砂丘

火星周回機トレース・ガス・オービター(TGO)がとらえた、火星の北極地域の砂丘のようすです。2019年5月25日に撮影されました。

火星の極地では、冬に表面を覆っていた二酸化炭素の氷(ドライアイス)の薄い層が、春になると昇華します。砂丘地帯では、この昇華は氷の下の方から起こり、氷と砂の間にガスが閉じ込められます。やがて氷が割れると、ガスが激しく放出されて砂が運ばれ、画像にみられる暗い領域を形成します。

TGOは、ESA(ヨーロッパ宇宙機関)とロシア・ロスコスモスが共同で進めるエクソマーズ計画で打ち上げられた探査機です。2016年3月に打ち上げられ、同年10月に火星の周回軌道に入りました。

Image Credit: ESA/Roscosmos/CaSSIS, CC BY-SA 3.0 IGO

http://www.esa.int/spaceinimages/Images/2019/09/North_polar_dunes_on_Mars


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