ハッブルがとらえた惑星状星雲NGC 7027の最新画像 | アストロピクス

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ハッブルがとらえた惑星状星雲NGC 7027の最新画像

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた惑星状星雲NGC 7027。はくちょう座の方向、約3000光年の距離にあります。この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡に搭載されている「WFC3(広視野カメラ3)」というカメラで、近紫外線から近赤外線まで、さまざまな波長域にわたって撮影した画像に色をつけて合成したものです。

画像をみると、球殻状の構造が幾重にも広がっているのが分かります。中心の連星系から数百〜数千年にわたり、球対称あるいはらせん状に、ゆっくりと静かにガスが放出されていたことで、球殻状の構造ができたとみられます。

最近になって中心の連星系で何かが起き、ガスが特定の方向へ激しく放出されるようになったことで、中央付近のクローバーの葉のような構造ができたのではないかと考えられています。

画像は2020年6月18日に、NGC 6302(バタフライ星雲)の画像とともに公開されました。

Image Credit: NASA, ESA and J. Kastner (RIT)

https://www.nasa.gov/feature/goddard/2020/hubble-provides-holistic-view-of-stars-gone-haywire

https://www.spacetelescope.org/news/heic2011/