2つの「S」が特徴的な惑星状星雲IC 4634

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた惑星状星雲IC 4634。へびつかい座の方向、7500光年の距離にあります。

惑星状星雲は、太陽と同じくらいの質量をもつ星の死にゆく姿です。赤色巨星を経て、星の外層のガスがゆっくりと離れていきます。中心に残された星の“芯”から放射される紫外線が、離れていった周囲のガスを電離することで輝きます。

IC 4634では、S字形に物質が放出されているのが映っています。S字形は、中央の星に近いところと遠いところの2か所にみられます。時間をおいて物質が放出されたため、2つのS字形ができたとみられます。どちらも中央の星をはさんで非常に対称的な形になっています。

2010年5月10日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。

Image Credit: ESA/Hubble and NASA

https://www.spacetelescope.org/images/potw1003a/