アンドロメダ銀河の伴銀河M110 | アストロピクス

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アンドロメダ銀河の伴銀河M110

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた矮小楕円銀河M110。アンドロメダ座の方向、300万光年の距離にあります。

M110は、天の川銀河やアンドロメダ銀河などから構成される局部銀河群の一員の銀河です。天の川銀河には大小マゼラン銀河などの伴銀河がありますが、M110はアンドロメダ銀河の伴銀河の1つです。

M110は矮小楕円銀河に分類されています。矮小楕円銀河には、渦巻銀河のような渦状腕や活発な星形成領域がなく、外観に目立った構造は見られません。銀河群や銀河団の中では一般的な銀河で、多くの場合、より大きな銀河の伴銀河になっています。矮小楕円銀河を構成する星は古い星がほとんどですが、M110の中心部には若く青い星々が存在する兆候が見つかっています。

2019年9月16日にリリースされたハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, L.Ferrarese et al.

https://www.spacetelescope.org/images/potw1937a/