火星探査車パーサヴィアランスが火星ヘリのサポート中にとらえた360度パノラマ

NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車パーサヴィアランスがとらえた最新の360度パノラマ画像が公開されました。2021年4月15日〜26日(53〜64火星日)に、パーサヴィアランスのMastcam-Zで撮影された992枚の画像をつなぎ合わせて作られた画像です。

撮影時にパーサヴィアランスは「Van Zyl Overlook」と呼ばれる場所にいました。この場所は、火星ヘリコプター「インジェニュイティ」の初飛行時に13日間とどまっていたところです。

こちらの画像では、左上のコントロール、またはピンチイン・アウトで画像を拡大・縮小できます。クリック(またはタッチ)してドラッグすることで、見たい場所に移動できます。どこかにインジェニュイティも映っていますので、探してみてください。

なおこの画像には、2021年3月20日(31火星日)にパーサヴィアランスのナビゲーションカメラで撮影された画像が追加されています。

こちらは360度ビューバージョンです。モバイル端末では、YouTubeアプリで再生する方が良いそうです。

パーサヴィアランスは着陸以来、システムテストやインジェニュイティの飛行試験のサポートなどを行ってきましたが、2021年6月1日から科学キャンペーンがスタートしました。今後、数ヶ月にわたり、パーサヴィアランスは4平方kmの範囲を探査することになります。その中で、将来のミッションで地球に持ち帰るためのサンプルの採取も行われます。

Credit: NASA/JPL-Caltech/ASU/MSSS

(参照)Mars Exploration Program