11回目の飛行中に火星ヘリから見た風景。500m離れた探査車もとらえた。

この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星ヘリコプター「インジェニュイティ」が、8月上旬に行った11回目の飛行時に撮影したものです。

撮影時、インジェニュイティは高さ12mまで上昇していました。画像には、探査車パーサヴィアランスが着陸したジェゼロ・クレーター内の「South Séítah」と呼ばれる領域が映し出されています。画像下端付近にインジェニュイティの影が、左端にインジェニュイティの機体の一部が映っています。

またこの画像の上の方には、500mほど離れたところにいるパーサヴィアランスも映っています(2枚目の画像の白矢印の先端付近)。パーサヴィアランスは、画像に広く映っている砂丘地帯の向こう側にあります。下の画像はパーサヴィアランス付近を拡大表示したものです。よく見るとマストや車輪の存在も分かります。

11回目の飛行は、ヘリコプターを探査車よりも先行させ、興味深い場所を上空から撮影することで、パーサヴィアランスの科学目標をサポートすることを目的としていました。インジェニュイティは離陸後、秒速5mで飛行し、離陸したところとは別の場所へ130.9秒後に着陸しました。インジェニュイティはこの着陸場所から、地質的に興味深いSouth Séítah地域の偵察飛行を、少なくとももう1回行う予定になっているとのことです。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech

(参照)Mars Exploration Program