初飛行から2周年を迎えたNASAの火星ヘリ「インジェニュイティ」 | アストロピクス

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初飛行から2周年を迎えたNASAの火星ヘリ「インジェニュイティ」

NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星ヘリコプター「インジェニュイティ」が、2021年4月19日の初飛行から2周年を迎えました。画像は2023年4月16日に、火星探査車パーサヴィアランスのマストカメラ(Mastcam-Z)で撮影されたものです。撮影時、インジェニュイティは探査車から約23m離れていました。これだけ近いところからインジェニュイティを撮影したのはほぼ2年ぶりのことです。

火星ヘリのローターに塵がかぶっているのがわかります。胴体の中央下部には、カラー撮影できる13メガピクセルの地形カメラが見えています。

インジェニュイティは、4月13日に50回目の飛行に成功しました。これまでの総飛行距離は1万1546mに及びます。当初は5回以内の試験飛行が予定されていましたが、想定をはるかに超えて飛行を続けています。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/ASU/MSSS

(参照)Planetary Photojournal