8月31日の満月は今年最も大きく見える「スーパームーン」 | アストロピクス

8月31日の満月は今年最も大きく見える「スーパームーン」

8月31日10時36分に満月となります。実は8月31日の満月は、2023年の満月の中で最も大きく見える満月、いわゆる「スーパームーン」です。また今年8月は2日も満月でした。31日はそれに続く2度目の満月、いわゆる「ブルームーン」となります。

この画像は、2023年に見られる満月を、見た目の大きさの縮尺を合わせて並べたものです。地球の周りを回る月の軌道は楕円のため、地球と月の間の距離は変化します。月が近いときは大きく見え、遠いときは小さく見えます。この画像を見ると、それぞれの枠に対して月の大きさが微妙に異なっているのがわかると思います。

こちらは2023年で最も小さく見える2月6日の満月(左)と、最も大きく見える8月31日の満月を並べたものです。並べてみると大きさの違いがよくわかります。2月6日の地心距離(地球の中心から月の中心までの距離)は約40万6000km、8月31日の地心距離は約35万7300kmです。なお8月2日の満月も地球にかなり近く、地心距離は35万7500kmで31日よりわずか200km遠いだけでした。

こちらは2月6日の満月と8月31日の満月を重ねたもの。

Image Credit: NASA's Scientific Visualization Studio

(参考記事)2023年(令和5年)の満月と新月はいつ? 最も大きく見える満月は?

(参照)国立天文台