天文台の観測施設群と地平線から立ち昇る天の川 | アストロピクス

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天文台の観測施設群と地平線から立ち昇る天の川

この画像は、南米チリ北部にあるセロ・トロロ汎米天文台(CTIO)で撮影されたものです。地上にはカーティス・シュミット望遠鏡(いちばん右)など、CTIOにある観測施設群が映っており、夜空には天の川がきらめいています。

天の川は、銀河中心方向が映っており、暗い塵にさえぎられつつも、星々の光が非常に明るく輝いているのがわかります。地球から見ると天の川の中心は、いて座、へびつかい座、さそり座などの方向にあります。

画像中央上側には、さそり座のアンタレスが赤く輝いており、画像右上、天の川の中でケンタウルス座アルファ星、ベータ星が並んで明るく輝いています。また画像右下には小マゼラン銀河が見えています。

画像は、NSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(アメリカ光学・赤外天文学研究所)から2023年8月23日に「Images of the Week」として公開されたものです。

Image Credit: CTIO/NOIRLab/NSF/AURA/T. Slovinský

(参照)NOIRLab