ジュノー探査機がとらえた木星の南半球 | アストロピクス

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ジュノー探査機がとらえた木星の南半球

この画像には、木星の南半球の一部が映し出されています。右上には大赤斑が映っています。また、うねる雲のほか、比較的小さな渦があちらこちらに映っています。NASA(アメリカ航空宇宙局)の木星探査機ジュノーがとらえた画像です。

ジュノー探査機は、53日間で木星を1周する軌道をまわっています。その軌道は、木星の北極と南極上空を通る「極軌道」と呼ばれる軌道で、木星に最も近づくときは雲頂から5000kmほど、遠ざかるときは800万kmほどになります。

ジュノー探査機は木星に最接近するたびに、搭載しているジュノーカムというカメラを使い木星表面を撮影しています。そのデータは一般に公開され、誰でも処理することが可能です。

この画像は“市民科学者”の一人、Kevin M. Gill氏がジュノーカムのデータをもとに作成したものです。元画像を撮影したとき、ジュノーは木星の雲頂2万6900~9万5400kmの距離にいました。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS/Kevin M. Gill

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA22946