ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた銀河衝突の現場「ESO 286-19」 | アストロピクス

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ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた銀河衝突の現場「ESO 286-19」

この画像は、銀河衝突が進行中の現場をハッブル宇宙望遠鏡がとらえたものです。

「ESO 286-19」と呼ばれるこの相互作用銀河は、2つの円盤銀河が衝突したものです。けんびきょう座の方向、約6億光年の距離にあります。ESO 286-19では約800万年前まで、爆発的な星形成が起きていました。

ESO 286-19の右側には長い尾が、左側には短い尾が見られます。このような「尾」は潮汐力によって生じるもので、相互作用銀河にはしばしば現れ、合体後も残ることがあります。ESO 286-19は、赤外線で非常に明るく輝くことも知られています。

この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の打ち上げ18周年を記念して2008年4月24日に公開された衝突銀河画像59枚のコレクションの中の1枚です。

Image Credit: NASA, ESA, the Hubble Heritage (STScI/AURA)-ESA/Hubble Collaboration, and A. Evans (University of Virginia, Charlottesville/NRAO/Stony Brook University)

(参照)Hubblesite