ほかの銀河の接近で形が崩れた渦巻銀河「UGC 3912」 ハッブル望遠鏡が撮影 | アストロピクス

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ほかの銀河の接近で形が崩れた渦巻銀河「UGC 3912」 ハッブル望遠鏡が撮影

この画像に映っているのは「UGC 3912」と呼ばれる銀河です。画像はハッブル宇宙望遠鏡が撮影しました。

UGC 3912は渦巻銀河に分類されています。しかしこの画像からは、渦巻銀河には見えないかもしれません。UGC 3912は、別の銀河と接近した際の重力の影響で、形が崩れてしまっているのです。

もし銀河どうしが接近して星々の軌道が変化したとしても、星どうしの衝突はまず起こりません。銀河内の星々の間の距離が非常に遠いからです。星の軌道は変わるかもしれませんが、新たな軌道に沿って運動しつづけることになります。

画像はNASA(アメリカ航空宇宙局)から2024年2月1日に公開されました。

Image Credit: NASA, ESA, and C. Kilpatrick (Northwestern University); Processing: Gladys Kober (NASA/Catholic University of America)

(参照)NASA