ジュノー探査機がとらえた木星の北温帯縞北部の激しくうねる雲 | アストロピクス

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ジュノー探査機がとらえた木星の北温帯縞北部の激しくうねる雲

この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)のジュノー探査機が、木星の北半球にある「北温帯縞(North Temperate Belt)」と呼ばれる領域の北部エリアをとらえたものです。激しくうねる雲が映し出されており、その中にひときわ明るい雲が目立っています。

この画像は2018年2月7日に撮影されました。撮影時、ジュノー探査機は木星の北緯39.9度の上空、雲頂から約8186kmのところに位置していました。当時、ジュノー探査機は53日間で木星を1周する軌道をまわっており、この画像を撮影したのは11回目の木星フライバイを行った際でした。

ジュノー探査機は木星に最接近するたびに、搭載しているジュノーカムというカメラで木星表面を撮影しています。そのデータは一般に公開され、誰でも処理することが可能です。この画像は市民科学者のKevin M. Gill氏が、ジュノーカムのデータをもとに作成したものです。

Image Credit: Enhanced image by Kevin M. Gill (CC-BY) based on images provided courtesy of NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS.

(参照)Planetary Photojournal