ハッブル望遠鏡がとらえた棒渦巻銀河NGC 6217 | アストロピクス

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ハッブル望遠鏡がとらえた棒渦巻銀河NGC 6217

この画像は、棒渦巻銀河NGC 6217をハッブル宇宙望遠鏡が撮影したものです。NGC 6217は、おおぐま座の方向、地球から6000万光年離れたところにあります。

ハッブル宇宙望遠鏡は打ち上げ以来、スペースシャトルによる保守ミッション(サービスミッション:SM)が5回実施され、機器の交換や修理などが行われてきました。最後の保守ミッションは2009年5月に行われた「SM4」です。SM4では、新たにWFC3(広視野カメラ3)が設置されたほか、ACS(掃天観測用高性能カメラ)の修理などが行われました。(参考記事)ハッブル宇宙望遠鏡 〜 打ち上げまでの経緯と5回の保守ミッション

冒頭のNGC 6217の画像は、SM4の直後の2009年6〜7月にかけて、修理したACSの初期試験と較正の一環で撮影されました。銀河の細部まで詳細にとらえられた画像は、ACSの修理がうまくいったことを物語っています。

Image Credit: NASA, ESA and the Hubble SM4 ERO Team

(参照)HubblesiteESA/Hubble