リングに積もる塵を元に、土星のリングの年齢が4億年以下と計算された

カッシーニ探査機がとらえた土星のリング。Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute
カッシーニ探査機がとらえた土星のリング。Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute

アメリカ、コロラド大学ボルダー校のSascha Kempf氏らの研究チームは、土星のリングの年齢が4億年以下であるとする研究を発表しました。

土星のリングは、さまざまな大きさの粒子が集まってできています。それらの粒子はほぼ水の氷からできており、塵はごくわずかしか含まれていません。研究チームは、土星探査機カッシーニが宇宙塵分析装置で収集した塵のデータを元に、宇宙空間を行き交う塵がどれくらいの速さでリングに積もるのかを計算しました。これは、真新しいカーペットの上に、時間と共にほこりがたまっていくのと似ているとのことです。

土星のリングはすでに消えつつある可能性があります。リングを構成する粒はゆっくりと土星に降り注いでおり、1億年後には完全に消滅する可能性があるとする研究もあります。リングの寿命が短い中、私たちが今リングを観測できるのは「運が良すぎる」とKempf氏は語っています。【1分で読む宇宙ニュース】

(参照)CU Boulder Today