土星の衛星ヘレネの最高解像度画像 | アストロピクス

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土星の衛星ヘレネの最高解像度画像

この画像は、土星の衛星ヘレネをカッシーニ探査機がとらえたものです。カッシーニ探査機が2011年6月18日にヘレネに2度目の最接近を行った際に撮影されました(カッシーニ探査機のヘレネへの最初の最接近は2010年3月)。

ヘレネの大きさは36×32×30kmで、不規則な形をしています。土星から37万7400kmのところを、約2.7日(地球日)で公転しています。ヘレネは衛星ディオーネとほぼ同じ軌道を回っており、ディオーネの進行方向側のラグランジュ点に位置しています。

地球の月と同様、ヘレネは常に同じ面を土星に向けています。画像に映っているのは、ヘレネの進行方向側の半球です。画像上が北になります。

画像の撮影時、カッシーニ探査機はヘレネから7000kmの距離に位置していました。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute

(参照)Planetary Photojournal