火星のクレーターの底にある暗い砂丘

NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)がとらえた火星の砂丘。MRO搭載のHiRISE(高解像度カメラ)で撮影されました。

画像には、プロクター・クレーターの床面にある暗い砂丘が映し出されています。プロクター・クレーターは、火星の南半球の高地にある直径150kmのクレーターです。

暗い砂丘は、クレーターの床面に堆積した玄武岩質の砂でできています。砂丘の東側がスリップフェイスと呼ばれる急斜面になっており、秋から冬にかけての西風によって形成されたを見られています。砂丘の表面をよく見ると、小さな砂丘が覆っているのが分かります。

暗い砂丘の間には、より細かい構造がみられます。これは小さな砂丘か、あるいは細礫が波状になったものである可能性が高いとみられます。暗い砂丘はそれらよりも上にあり、そのことは暗い砂丘が後から形成されたことを示しています。ただいくつかの領域では、暗い砂漠が小さな明るい砂漠の向きに影響しているようにみえます。

画像は2007年6月10日に取得されました。2020年4月5日の「HiRISE Picture of the Day(HiPOD)」の画像です。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/University of Arizona

https://www.uahirise.org/hipod/PSP_004077_1325

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA13613

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