ろ座にある壮大な棒渦巻銀河NGC 1365 | アストロピクス

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ろ座にある壮大な棒渦巻銀河NGC 1365

ろ座銀河団にある棒渦巻銀河NGC 1365。「The Great Barred Spiral Galaxy」とも呼ばれ、棒渦巻銀河の好例として知られています。銀河の中心部にある棒状構造は銀河全体の星形成に影響を与えており、またその中心部には超巨大ブラックホールが潜んでいます。

画像は、南米チリ北部のセロ・トロロ汎米天文台(CTIO)にあるビクター・M・ブランコ4m望遠鏡に搭載された「ダークエネルギーカメラ(DECam)」で撮影されたものです。ダークエネルギーの解明に向けて行われた国際共同プロジェクト「ダークエネルギーサーベイ」のデータから作成されました。

この画像は、NSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(National Optical-Infrared Astronomy Research Laboratory)から2021年7月7日にリリースされた「Images of the Week」の画像です。

なおアストロピクスでは以前、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したNGC 1365の中心付近の詳細画像や、ESO(ヨーロッパ南天天文台)のVLTサーベイ望遠鏡(VST)でとらえたNGC 1365周辺のろ座銀河団の画像を紹介したことがあります。

Credit:
Dark Energy Survey/DOE/FNAL/DECam/CTIO/NOIRLab/NSF/AURA
Image processing: Travis Rector (University of Alaska Anchorage/NSF’s NOIRLab), Jen Miller (Gemini Observatory/NSF’s NOIRLab), Mahdi Zamani & Davide de Martin (NSF’s NOIRLab)

(参照)NOIRLab