2015年7月、NASA(アメリカ航空宇宙局)のニューホライズンズ探査機が、冥王星とその衛星カロンを史上初めて間近から観測しました。その観測データをもとに、冥王星上空を飛行しているかのような映像が2017年に作成されました。上の画像は、その映像の1場面です。
こちらがその映像です。
映像は太陽光が当たっていない場所から始まります。徐々に明るくなり見えてくるのは、冥王星表面のハート形(トンボー領域)の西半分にあたる「スプートニク平原」の西端の地域です。その後、北上して「ボイジャー大陸」の起伏に富んだ高地の上空を通過、次に「パイオニア大陸」上空を南下していき、ハート形の東側にある「タルタロス尾根」上空あたりで映像は終了します。
なお映像では地形を目立たせるため、高さ方向は2〜3倍に誇張されているほか、色も強調されています。
Credit: NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Southwest Research Institute/Lunar and Planetary Institute