2021年8月13日に噴煙が確認された、硫黄島の南約50kmにある海底火山「福徳岡ノ場」。この画像は8月17日に地球観測衛星ランドサット8が捉えたもので、右下に福徳岡ノ場にあらわれた新しい島や南硫黄島が、左上には軽石などからなる海面の浮遊物が映っています。画像上の方に見える島は硫黄島です。
こちらは福徳岡ノ場周辺を切り抜いたものです。( )のような形をした新島と、その南側に雲に隠れた南硫黄島が映っています。なお8月26日に海上保安庁が実施した観測によれば、( )の形の片方は一部を残して海に没していたとのことです。
福徳岡ノ場では、1904〜05年、1914年、1986年の噴火で新たな島が形成されたことがありました。いずれの島ものちに消滅しています。
こちらは海面の浮遊物と硫黄島周辺を切り抜いたものです。かなり広い範囲に浮遊物が広がっているのがわかります。
こちらは8月13日に撮影された噴煙です。
(参考記事)
地球観測衛星が捉えた福徳岡ノ場の噴煙
ISSから見た福徳岡ノ場周辺の浮遊物(2021年8月15日撮影)
Image Credit: NASA Earth Observatory images by Joshua Stevens, using Landsat data from the U.S. Geological Survey and MODIS data from NASA EOSDIS LANCE and GIBS/Worldview.