ISSから見た福徳岡ノ場周辺の浮遊物(2021年8月15日撮影)

この写真はISS(国際宇宙ステーション)から2021年8月15日に撮影された、福徳岡ノ場周辺の様子です。福徳岡ノ場は、小笠原諸島の硫黄島の南、約50kmのところにあります。

上の写真では雲があるため少し見づらいですが、福徳岡ノ場の噴出物が浮遊しているのが映っています。8月15日15時39分ごろに撮影されました。

こちらは浮遊物の周辺を切り抜いたものです。画面右上の雲の下に、南硫黄島が少しだけ見えています。

気象庁によると、福徳岡ノ場は8月13日から噴火が始まり、15日にも活発な火山活動が続いていました。また軽石など噴火による浮遊物が、約60kmにわたり流れていることも確認されたとのことです。

アストロピクスでは先日、噴火した日に地球観測衛星から捉えた福徳岡ノ場の噴煙の画像を紹介しました。興味のある方はご覧ください。

Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center

(参照)Gateway to Astronaut Photography of Earth気象庁