地球観測衛星が捉えた福徳岡ノ場の噴煙 | アストロピクス

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地球観測衛星が捉えた福徳岡ノ場の噴煙

小笠原諸島の硫黄島の南約50kmにある海底火山「福徳岡ノ場」で、2021年8月13日、噴煙が確認されました。気象庁によると、気象衛星ひまわりの観測から、13日午前6時20分ごろから噴煙が観測されたとのことです。福徳岡ノ場での噴火は、2010年以来11年ぶりのことです。

画像はNASA(アメリカ航空宇宙局)とNOAA(アメリカ海洋大気庁)が運用する地球観測衛星スオミNPPが、8月13日にとらえた福徳岡ノ場の噴煙です。噴煙が西へ広がっているのが映っています。

福徳岡ノ場では20世紀以降、しばしば噴火が観測されてきました。そのうち1904〜05年、1914年、1986年の噴火では新たな島が形成されました(いずれものちに消滅)。

こちらはより広範囲を映したもので、画像上の方に日本列島の輪郭が描かれています。列島と比較してみると、福徳岡ノ場の噴煙がかなり広範囲にわたっていることが分かります。

We acknowledge the use of imagery from the NASA Worldview application (https://worldview.earthdata.nasa.gov), part of the NASA Earth Observing System Data and Information System (EOSDIS).

(参照)NASA​​ Worldview