火星の北極に見られた層状堆積物 | アストロピクス

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火星の北極に見られた層状堆積物

この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービターが、火星の北極をとらえたものです。北極の層状堆積物が映っています。層によって色が異なるのは、氷に混入した塵の組成や表面の質感の違い、あるいは残っている季節的な霜によるものです。

画像は擬似カラーですので、肉眼で見た色とは異なります。また微妙な変化を目立たせるため色は強調されています。

マーズ・リコネッサンス・オービターに搭載された高解像度カメラHiRISEのウェブページ(アリゾナ大学)では、HiRISEで撮影した画像を毎日1枚ずつ、HiPOD(HiRISE Picture of the Day、HiRISEの今日の1枚)として紹介しています。この画像は2016年2月9日に撮影されたもので、2021年8月8日のHiPODとして紹介されました。

Image Credit: NASA/JPL/UArizona

(参照)HiRISE