探査車オポチュニティがとらえた火星の空に浮かぶ雲 | アストロピクス

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探査車オポチュニティがとらえた火星の空に浮かぶ雲

この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車オポチュニティがとらえたもので、火星の空に浮かぶ雲が映っています。2004年11月16日に撮影されました。

画像に映る雲は、火星が遠日点(太陽から最も遠い地点)付近にいるときに、赤道付近に形成されます。オポチュニティは火星の赤道にほど近い南半球に着陸しましたが、この雲が発生するのは南半球での晩秋から初冬の時期です。地球の巻雲に似た雲で、数マイクロメートル程度の水氷の粒子でできていると考えられています。

画像は、雲を見やすいように処理されています。その関係で、画面右側の火星表面が非常に明るくなってしまっています。

Image Credit: NASA/JPL

(参照)Planetary Photojournal