火星で見られた円形の砂丘 | アストロピクス

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火星で見られた円形の砂丘

この画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービターがとらえたもので、火星の北半球にあるクレーター内でみられた砂丘が映っています。砂丘はほぼ円形になっていますが、このような砂丘はあまりみられないものです。

ただ、砂丘はこんもりと盛り上がった形をしているわけではなく、南側に急斜面が見られます。これは一般的に砂が南へ移動することを示しています。

マーズ・リコネッサンス・オービターに搭載された高解像度カメラHiRISEのウェブページ(アリゾナ大学)では、HiRISEで撮影した画像を毎日1枚ずつ、HiPOD(HiRISE Picture of the Day、HiRISEの今日の1枚)として紹介しています。この画像は2022年11月22日に撮影されたもので、2023年3月2日のHiPODとして紹介されました。

Image Credit: NASA/JPL/UArizona

(参照)HiRISE