ハッブルがとらえた銀河団Abell 2813の重力レンズ | アストロピクス

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ハッブルがとらえた銀河団Abell 2813の重力レンズ

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた銀河団Abell 2813(ACO 2813)の画像です。銀河団に属する楕円銀河や渦巻銀河の間に、三日月形やS字形などに見える光が見えます。これは「重力レンズ効果」によって歪んでしまった、銀河団よりも遠方にある銀河の像です。

銀河や銀河団などの重力によって光が曲がる現象を「重力レンズ」といいます。画像では重力レンズによって遠方の銀河からの光が曲がり、三日月形やS字形に見えているのです。重力レンズでは形が歪むほかに、天体の像が明るくなることもあります。

画像は2021年4月12日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」です。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, D. Coe

(参照)ESA/Hubble