ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた渦巻銀河NGC 2442。とびうお座の方向、約5500万光年の距離にあります。この画像には銀河の全体は映っていませんが、NGC 2442は非対称な渦状腕をもっています。その非対称な形からNGC 2442は、「ミートフック銀河」とも呼ばれます。
NGC 2442では、2015年3月に超新星SN2015Fが観測されました。SN2015Fは、連星からのガスが白色矮星に降り積もって爆発する「Ia型」と呼ばれるタイプの超新星爆発でした。このときの超新星は、夏の終わりまで小さな望遠鏡でもみられるほど、長い期間明るく輝いていました。
画像の右側には、NGC 2442より遠方にある銀河もいくつか映っています。
2020年8月17日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。
Image Credit: ESA/Hubble & NASA, S. Smartt et al.
(参照)ESA/Hubble