2024年8月5日〜8日に発生した3つのX級太陽フレア

2024年8月5日に2つ、8月8日にもう1つのXクラスの太陽フレアが発生しました。上の画像は、8月5日13時40分(世界時、以下同じ。日本時間はプラス9時間)をピークとするX1.7の太陽フレアを、NASA(アメリカ航空宇宙局)の太陽観測衛星SDOが13.1nmの波長の極端紫外線で撮影したものです。太陽面の右端に極端紫外線で明るく輝くフレアが映っています。

太陽フレアはX線の強度によってA、B、C、M、Xの5段階に分けられています。Xが最も規模の大きなフレアです。また、アルファベットの後の数字が大きいほど規模が大きいことを示しています。

こちらの動画には8月5日13時40分がピークのX1.7、5日15時27分がピークのX1.1、8日19時35分がピークのX1.3という3つの大規模なフレアの映像を収めています。いずれもSDOが13.1nmと19.3nmの波長の極端紫外線で撮影したもので、太陽全体が映るものと太陽フレア付近のクローズアップ映像があります。

Image Credit: NASA/SDO
Video Credit: SDO/NASA/Helioviewer.org

(参照)NASA blog - Solar Cycle 25(1)(2)(3)Helioviewer.org