太陽観測衛星SOHOがとらえた2003年の大規模なCME(コロナ質量放出) | アストロピクス

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太陽観測衛星SOHOがとらえた2003年の大規模なCME(コロナ質量放出)

ESA/NASAの太陽観測衛星SOHOが、太陽の「コロナ質量放出」と呼ばれる現象をとらえた画像です。2003年12月2日に撮影されました。

コロナ質量放出とは、太陽の上層大気であるコロナから、大量のガス(プラズマ)が一気に惑星間空間へ放出される現象です。英語では「Coronal Mass Ejection」といい、略して「CME」とも呼ばれます。

太陽本体に比べてコロナは非常に暗いため、コロナを観測するには太陽本体を円盤で隠して観測を行う「コロナグラフ」と呼ばれる装置(LASCO)がSOHOには搭載されています。CMEをとらえた画像はLASCOで撮影されたもので、円盤で隠された部分には、ほぼ同じ時刻にSOHOのEIT(極端紫外線望遠鏡)で撮影された画像が合成されています。

Image Credit: SOHO (ESA & NASA)

(参照)SOHO-Gallery